■ H28年省エネルギー基準
平成28年(2016年)に制定された「H28年省エネルギー基準」は、室内環境の快適性を保ちながら、使用するエネルギー量を抑えることを目的としており、【フラット35】S 長期固定金利住宅ローンによる融資を受けるための適合審査の基準にもなります。天窓の場合、断熱性及び夏季日射侵入率が適用基準となっており、弊社製品では全タイプがH28年省エネ基準1~7地域に適合します。(断熱等性能等級、等級4)(沖縄県には販売を行っておりません。)
自己適合宣言書2023年5月 0.5MB
仕様規定の表記(性能表示資料) 0.5MB
■ 住宅性能表示制度
平成12年(2000年)に施行された、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法) に基づいて、住宅性能表示制度の運用が開始されました。天窓(トップライト)の場合、温熱環境のみが表示対象項目となります。
* 空気環境、音環境は天窓(トップライト)の場合対象外となるため、あくまでも参考値となります。
■ 長期優良住宅
平成21年(2009年)6月に施行された 「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」 では、長期優良住宅の認定基準として、断熱性能などの省エネルギー性能が確保されていることが要求されます。
天窓に関しては、H28年省エネルギー基準(上記)において、断熱等性能等級で等級4を満たす性能が求められます。ベルックス製天窓(トップライト)は、断熱性・日射侵入率・気密性において、全タイプが等級4を満たしています。性能の詳細は 「住宅性能表示制度」 を参照ください。
■ 瑕疵担保責任保険
平成21年(2009年)10月に施行された 「住宅瑕疵担保履行法」 では、申請する住宅に天窓(トップライト)を取り付ける場合には、その設計・施工に関して 「設計施工基準」 に準じるものとします。
・ 天窓の周囲は、各製造所が指定する施工方法に基づいて防水措置を施すこととする。
・ 天窓はその種類に応じて、使用可能な屋根勾配の範囲が定められているため、各製造所が定めた屋根勾配を遵守する。
■ 防火
準防火地域におけるトップライトについて、木造2階建ての場合は、トップライト外装が不燃材(アルミ+ガラス)であれば使用が認められ、多くの場合で網入りガラスが指導されます。トップライトは外壁開口部ではないので*1、防火設備の必要はありません。
木造3階建ての場合は準耐火建築となるため、各地の行政/申請機関の判断に従ってください。*2
ご不明な点がある場合は、03-3478-8144 までご相談ください。
*1 トップライトは屋根につく開口部と見なされます。外壁開口部ではありません。
*2 防火地域及び、新防火地域におけるトップライトの使用に関しては、同様に各地の行政/申請機関の判断に従ってください。
FS SRスチール補強天窓
防火における扱い 0.3MB
■ 排煙
GGUをベースとしたGGH排煙タイプを排煙上有効な開口部として計画する場合は、手動開閉タイプと電動開閉タイプの選択が可能です。市販の排煙用オペレーターと組み合わせる場合は、通常のGGL手動タイプ/GGU手動タイプをご使用ください。
* 排煙設備として認められない場合がありますので、関係機関にご確認ください。
* VSタイプは、排煙として認められない場合がありますので、関係機関にお問い合わせください。
* GGH手動/GGH電動は、CK02、MK04サイズのみの取り扱いとなります。
品番について
"GGH" は呼称のため、製品品番は以下のようになります。
GGH手動ブラインドなし: GGU NN S0
GGH電動ブラインドなし: GGU NN S1
排煙対応天窓(GGH手動/GGH電動)の特徴
手動タイプ:
・手動開閉専用。
・非常時はコードを引くことで瞬時に天窓(トップライト)を開くことが可能。
電動タイプ:
・手動開閉と電動開閉の両方が可能。
・手動開閉コードと非常用電源を標準装備。通常時はリモコンを利用し、電動で開閉。
・非常時は、手動開閉コードや非常用電源により手動、電動のどちらの操作も可能。
排煙対応天窓 有効開口面積 0.3MB
■ シックハウス対策
平成15年(2003年)7月に実施された法改正により、居室内における化学物質の発散に対する規制が設けられました。規制を受ける化学物質として、クロルピリホスおよびホルムアルデヒドが該当します。
クロルピリホスについては、ベルックスの全製品には、一切使用されておりません。
ホルムアルデヒドについては、その放出量がF☆☆☆☆と同等の材料を使用しておりますので、ベルックス製品を設置するために使用する補強材や接着剤など及び、回りの材料も放出量の低い材料を使用してください。
尚、この規制は室内ドアなどの面材が対象であり、柱などの軸材、窓台、窓枠、建具枠などは、評価の対象外となります。
■ 限界積雪量
地域別の限界積雪量を示す表は、こちらからご覧いただけます。
地域別限界積雪量 0.4MB
■ 板ガラスの熱割れ
窓ガラスが日光の直射を受けると、照射された部分は吸熱のため高温となり膨張します。一方、ガラス周辺のサッシにのみ込まれた部分や、影の部分はあまり温度上昇せず、低温のままとなります。この低温部は、高温部の熱膨張を拘束し、結果としてガラス周辺部に引張応力が発生します。
この応力は照射部と低温部との温度差、すなわち板ガラス内温度差に比例し、ガラスのエッジ強度を超える引張応力発生すると熱割れを起こします。網入りガラスは、ガラス内部の金属線とガラスとの熱膨張率が違うために、透明ガラスより許容熱応力が低くなりますが、防火規制や万一破損した場合の破片の飛散、脱落を減少させる安全面から、天窓(トップライト)のガラス仕様の一部としてご用意しています。
防火などの法的規制がない場合には、合わせガラスのご使用をおすすめします。
次のような使用状態の場合、ガラス温度が高くなり熱割れを起こす可能性が大きくなりますので、ご注意ください。
1.冷暖房から吹き出したエアーが直接ガラスにあたると、直射を受けた部分の温度が上昇するので避けてください。
2.強力なライトを照射すると、照射を受けた部分の温度が上昇するので避けてください。
3.ガラス面に、紙、フィルムなどを貼ったり、ペンキを塗ると吸収率が極度に大きくなり該当部分の温度が上昇するので避けてください。
4.北海道では、網入りガラスとハニカム・シェスタブラインド(遮光タイプ)の併用は、熱割れを起こす可能性があるので避けてください。
熱割れは保証対象外となります。
■ ベルックス標準品・対応表
標準品・オプション品対応表は、こちらをご覧ください。
標準・オプション対応表 0.3MB