OWNERS' impression
山小屋のようでもモダンな雰囲気
熱気抜きに天窓を要望
山小屋のようでありながらモダンな雰囲気が感じられる家を思い描いていたので、そのイメージにピッタリの建築家だと思い、設計を依頼しました。天窓ははずせない要望事項の一つでした。スクラップしたお気に入りの建築のなかにも天窓のある建物がありましたし、それまで住んでいた家が、熱気が溜まって仕方なかったので、通風を確保する意味でも天窓のプライオリティーは高く、キッチンのデザインを追求する以上に大事だと思っていました。
ベルックスの天窓は、関本さんに依頼する前から知っていたので、関本さんの提案を受けて迷いはありませんでした。住まい手としてその良さを特に感じるのは、夏場に外出先から帰ってきたときです。開口部も大きいので、夏場はどうしても熱溜まりができます。その熱を抜こうとすると、エアコンをかなり効かせなければなりませんが、ここでは天窓を開放するだけで、熱気が抜けていくのです。猛暑日などでなければ、エアコンを使うことはあまりありません。
また、太陽の動きによって、様々な形の光が室内に入り込みます。冬は太陽の角度が低いので、鋭角の光が室内に差し込みます。夜の雰囲気も良く、都会の喧騒から離れた土地に建てられた家なので、星空の美しさも抜群です。一つだけ後悔したことは、もう2台くらい付けてもよかったかなということです。
所在地: 埼玉県寄居町
延床面積: 118.52㎡
使用天窓:
VS電動タイプ M02サイズx2台、M25サイズx1台
施工: 藤建設工房
photo: 水谷綾子(08-10日本ベルックス)