ARCHITECTS' concept 

天窓(トップライト)の設置により
子供部屋を夢のある空間に

閑静な住宅地に建つ本事例では、2階北側の子供部屋と階段室に天窓(トップライト)を設置しました。子供部屋は、北側斜面で天井が傾斜した屋根裏部屋的な空間ですが、天窓を設けることで開放感を得ています。また、家族と友人たちとで壁面いっぱいに描いた絵が、明るく楽しい雰囲気を演出しています。室内にいながら夜空や雲の動きを眺めたりできる天窓(トップライト)は、壁面の絵と同様、子供の夢を誘う仕掛けとなっています。

私は、天窓を主に北側に設けます。これは、北側隣家が南に大きな窓を設けることが想定されるためで、隣家と近接することの多い都市型住宅では、北側壁面に窓を設けず天窓(トップライト)とすれば、プライバシーが確保できるからです。

子供部屋では、手の届く位置にあるため、180°回転できて清掃もラクなベルックスの手動開閉式天窓(トップライト)GGLタイプを採用しました。同社の天窓は木枠のため、本物の木ならではの素材感を楽しめる点も魅力と感じています。
OWNERS' impression 

空を眺められる
気持ちよさがいいですね

天窓(トップライト)を設置してよかったと思うことの1つは、窓の先が空なので、周囲の建物からの視線を意識しなくていい点です。空を眺められるのも気分がいいですし、それに何より、私たちの家の子供部屋は天井が低いにもかかわらず、天窓(トップライト)のおかげで圧迫感を感じません。

天気のいい日に天窓(トップライト)を開けると、風が抜けて本当に快適です。階段上部の天窓(トップライト)は明かり採り用としてフィックスにしましたが、こちらも開閉型にすればよかった、と思っているくらいです。


photo: 土井文雄